ダブルコンタクトの基準ってどうなっているの??

バレーボール

こんにちは。アカバールです。

バレーボールの中の反則の一つである、ダブルコンタクトの基準について審判目線で解説していきます。

審判をする立場で難しいジャッジの一つである「ダブルコンタクト」

「ダブルコンタクト」の可能性がよくあるシーンといえば、「トス」ですね。

セッターからの「トス」、「2段トス」などが挙げられます。

セッターをやってます。2段トスで「ダブルコンタクト」を取られたくない、という方は是非参考にしてください。

では、どんな基準で「ダブルコンタクト」を取っているのか。

それは、

・トスを上げた後のボールの角度

・トスを上げた後のボールの回転

・ボールが理不尽な動きをした時

それぞれ詳しく見ていきましょう。

トスを上げた後のボールの角度

トスを上げる選手の姿勢を見て、その選手が次にどの位置にトスを上げるのかを体の向きや構えなどから審判員はある程度予測しています。

その予測通りにトスが上がれば、角度の問題はクリアされます。

その予測から10%くらいはズレていても問題はないです。

審判員の中には厳しい基準を持つ方もいらっしゃいますので、10%のズレでも「ダブルコンタクト」を取られてしまうかも入れません。

中学生や高校女子なんかは、ハンドリングが上手ではない選手もいますので、角度が15%くらいのズレでも「ダブルコンタクト」は取らない傾向にあります。

僕、私は「ダブルコンタクト」をよく取られてしまうよ、って方でしたら、体の向きや構えからボールがどのように離れていくのか、カメラで自分のプレーを撮って自分で見直すことをお勧めします。

先ほどボールがどの位置に上げるかを予測しているとお伝えしましたが、中には予測が難しい巧妙なセッターもいます。

そういった選手のトスはどこにトスが行くかわかりませんので、角度で「ダブルコンタクト」であるかどうかを判断するのは難しいです。

そもそもそんな選手でしたら、ハンドリングがきれいですので、「ダブルコンタクト」はしないですね。(笑)

トスを上げた後のボールの回転

トスを上げる選手の手から角度は問題なかったあとは、ボールの回転を見ています。

ボールの回転とはそのままの意味で、トスを上げた時から、スパイカーが打つまでにどれくらい回転するかを見ています。

ダブルコンタクトの基準としては、トスを上げた時からスパイカーが打つまでに3周以上回転した場合に、反則を取る傾向にあります。

必ずしも3周したから取るわけではありませんが、空中で3周も回っているのは、比較的早い回転がかかっている証拠となるからです。

角度が良くてもボールが以上に回っている場合は、「ダブルコンタクト」を取られやすいです。

ですので、いかにトスのボールを無回転で上げられるかが重要です。

ボールが理不尽な動きをした時

ボールが理不尽な動きをした時というのは、トスの手の中でボールが横移動をしたり、明らかにボールが抜けた動きをした時のことを指しています。

トスの前提になりますが、トスは基本的に両手で同時にボールを触るようになります。

ボールが横移動する時とは、例えばボールがどちらかの手に最初に触れてそのあとに両手で触るような動きをした時にボールが横に動いたように見えます。

これは「ダブルコンタクト」を取られやすいです。

そのため、いかに早くボールの下に入り、トスを上げることができるかが、重要になってきます。

また、ボールが抜けた時というのは、例えばプレー中にボールが汗で滑りやすくなっている状態でトスをした時に手の中でボールが滑ると、ボールが抜けたように見えます。

その時に「ダブルコンタクト」を取られやすいです。

こればっかりは周りの影響があることですので仕方ないですが、滑りやすくなっていても「ダブルコンタクト」を取られないような最低限のトスを心がけてください。

試合中ボールを拭く選手が見受けられますが、地区大会でも1つのコートにボールは2つありますので、どんどんボールを交換してください。

まとめ

本日は「ダブルコンタクト」の基準について解説してきました。

・トスを上げた後のボールの角度

・トスを上げた後のボールの回転

・ボールが理不尽な動きをした時

これからセッターを目指す方、「ダブルコンタクト」を取られやすいよって方に向けてお伝えしてきました。

審判員は選手の体の向きや姿勢から、トスがどのように上げるか、また上がったかを全体的に見ています。

審判員の目線で解説しましたが、一番はきれいなフォームからのきれいなトスを目指すことで「ダブルコンタクト」は取られません。

そんなきれいなフォームからのきれいなトスをするためには、数多くボールを触って練習することです。

皆さんも是非練習してみてください。

審判員目指す方は、是非周りの審判員の意見を聞きながら自分の基準を見つけてみてください。

それではまた!

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